●6/19火 Pane di Altamura [2007イタリア旅行]
さて夜中まで宴会に参加した翌朝はスッキリ!とはいかなかったが、この日の「用事」はAltamuraからCeglie Messapicoまでの移動のみ。まず友人宅の屋上にて。彼のプロジェクトである葡萄の棚は着々と成長中。昨年はただの苗だったのに。屋上にこういうハーブ・ガーデンというのは羨ましい。
そして友人の奥様AnnaMariaと朝市に買い物へ。買い物が終わって彼女と別れ、私はそのままAltamuraを散歩。というより焼きたてのPane di Altamuraを求めてパン屋へ。アルタムーラのパンはイタリアでは唯一のD.O.P. (DENOMINAZIONE DI ORIGINE PROTETTA:保護指定原産地表示)指定を受けたパンとして有名になった。今ではイタリア中で買えるらしいが、私ははなはだ疑問。本物かどうかがね。
なにしろこの本場のAltamuraの街でも、昔ながらの本当のPane di Altamuraを焼いているパン屋はそう多くない。私が行くのは、主に4軒。どこも甲乙つけがたいが、旧市街の悲しいくらいわかりにくい場所にある。その中の1軒がAltamuraでは最古の釜、1423年から続いているForno Antico S.Chiara。
とりあえず行ってみるが、ここは作業中以外は開けていない。それではと向かったのが同じ経営者のForno Antico S.Catarina(dal 1724)。
こちらはいつでも開いているが、S.Chiaraと同じく焼き上がると同時に売り切れ状態なので、釜の前でひたすら(と言っても10分くらい)待つ。
↑胸元がセクシーなお姉さんが包んでくれてるのが私のパン。
「家に帰ったら、必ず袋から出してね、蒸気がこもるから」
焼きたてのパンを抱えて家に戻ると、料理上手なAnna Mariaがちょうどお昼の準備中。本日のメニューは鶏。
フライパンの上でじっくりと焼き上げた鶏と、シンプルなトマトソースのパスタ。
私がAbruzzoから抱えてきたMontepulciano2001を開けたのだが、一口飲んだ友人が「しまった、我々は赤ん坊を殺してしまったぞ!」と後悔しきり。十分に美味しいのだが、今開けるのは大変にもったいなかった、ということ。確かにね。
デザートの苺。もう苺の季節も終わるのでAnnaMariaが市場で買ってくれた。するとこの家のおじいちゃん(通称:パパ)が秘蔵?のPrimitivo di Manduria(18%超)をかけてくれて大人のデザートに。
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