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映画『テルマエ・ロマエ II』 [まぁ映画ですから]

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滅多に映画館行かないのに、重い腰を上げてやっと出かけたのが、この映画。
前作も映画館で観てるしね。

古代ローマのセットを大画面で観たい、
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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

そしてたぶん、いや、必ず笑える
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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

というのが、その理由。

もちろん笑わせてもらいました。

世紀のS(すごい)F(風呂)超大作ですから。

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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

まだ上映中?未見の方も多いでしょうから詳しいストーリーは…として
前作に比べ、役者さんたちの迷いがないのが清々しい。
前作は、初めての試み?ゆえ、どこまでやっていいのか…というとまどいを多少感じたのだけれども(それでも笑えた)。

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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

そして意外だったのが曙の演技力(笑)。
グラディエーター・アケボニウス役を全身全霊で演じてらっしゃいました。
ま、単に総合格闘技経験が生きた、ということでございましょうか。

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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

ただ、前作でも感じたのが原作との温度差、というか湿り具合・乾き具合。
Roberto Benigniの『La Vita E' Bella (ライフ・イズ・ビューティフル)』でもガッカリだったけれど、この映画も原作どおり風呂の話しだけどドライな笑い、シニカルな笑いを最後まで貫き通して頂きたかった。

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(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会

ドライでもクールでもシニカルでも、言いたいことは言えると思うんだけど。
なぜだか日本人は直接言わせたがるんだよね。感動的に。

ま、今回の「青年の主張」は、今の時代の危うさを捉まえていて、それはそうなんだけど〜。でも〜。もちょっと〜、な〜んて贅沢言いたくなるんだな。
単なるへそ曲がり、偏屈なのかもしれませんが。

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映画『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド(Secretariat)』 [まぁ映画ですから]

馬続きで『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド』2010 〈日本未公開〉

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劇場未公開なのが惜しい。大画面で観たい映画。
『戦火の馬』と同じくディズニーなので、ご家族揃ってどうぞ。同じ馬が主人公の映画でも、わたしゃ、こっちの方が断然好きだな。実話の映画化。1973年にアメリカで三冠馬となった馬の話。まぁ実話と言っても、そこは映画ですから、軽く肉付けしたり逆にそぎ落としたりした部分があるでしょう。結末も大体わかるんだが。が!ハラハラドキドキさせてくれるし、ラストの爽快感がクセになりそう。

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競走馬を育てる牧場主の娘が、母が亡くなり父が病気になりして牧場と馬を手放そうとする兄や調教師に反対されながらも、専業主婦から男だらけの競馬の世界に「事務員(セクレタリアト)」の女性、そして牧場生まれの名馬「セクレタリアト」とともに挑むというストーリー。

役者が全ていい。〈人間の〉主人公、ダイアン・レイン、事務員役のマーゴ・マーティンデイルも、もちろん大大大好きな調教師役のジョン・マルコヴィッチも。でも…一番の役者は馬・セクレタリアト。

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私の生まれて初めての賭け事は小学生の時。大分・別府の楽天地でアヒルのレースに賭けました(笑)。自分のお小遣いで。遠い記憶なので定かではないけれど、その頃好きだった色、きいろちゃんに。もちろん負けたけど。きいろちゃん、いや、他のアヒルもゴール目指して走らないんだもん。

ずっと疑問だった、馬はなぜ一目散にゴールを目指すのか。そりゃ馬の方がアヒルより賢いけど、そういう問題ではなく、馬にも競争心があるのか?ということ。隣を走る馬に対して「お前には負けん!」と思うのか?それとも騎手が鞭入れるから走るのか?その疑問に、この映画が少しだけ答えてくれた。全ての馬がそうだとは限らないだろうけど、この映画の主人公「セクレタリアト」は、自分の前を誰かが走るのが気に入らない。レースの駆け引きだの騎手の鞭だの馬主の意向だの、どうでもいい。実際のセクレタリアトもカメラを向けるとカメラ目線でポーズを取るような馬だったらしい。

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ラストの爽快感、それはダイアン・レインの台詞
「好きに走らせてやって!」
に尽きる。観ているこちらも
「そうだ、行け!行け!行け!思いっきり走れぇぇぇ」
と心の中で叫びそうな。

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ストレスたまってるときに観るとスッキリ!
見終わったら、馬にちょっと触ってみたくなった。それじゃ動物セラピーだ。

他の見所(笑)は、1970年代アメリカのコンサバ主婦ファッション。ダイアン・レインの衣装が上品でいい。とぼけたマルコヴィッチのファッションも。

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ちなみに別府のアヒルレース、まだやってました(笑)。馬券ならぬアヒル券は100円。
http://www.rakutenchi.jp/animal/
しかし、アヒルレースの遠い記憶は残っているのに、昨日の晩ご飯を思い出せないのは、とても苦しい。いや、怖ろしい(笑)。


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映画『戦火の馬(War Horse)』 [まぁ映画ですから]

午年だから馬の映画、というわけでもないけれど。

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日本でもヒットした映画なのでストーリーは…ざっと。小作農の息子の愛馬が戦争に取られ、いろんな人に出会いながら…で、ああ、ざっと過ぎる。映画へのコメントは難しい。

『戦火の馬』。よい映画ですよ。おもしろい。ご家族でどうぞ。ディズニーだし。感動します。画はきれい、抜群にキレイ。馬を含む俳優もいい仕事してます。テンポもよくて最後までハラハラドキドキ。時々泣けるし。

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(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.

でも…

でも…

でも、スピルバーグなんだな、これが。原作を読んでないので何とも言えないけど。概ね「まぁ映画ですから」で済ませられるんですけど、ね。フランス人がフランス人同士で英語喋ってるとか、ドイツ兵も英語喋るとか(笑)。英語圏の傲慢さというより、きっとアルファベットの字幕は読むのに苦労するからでしょう、ということで。漢字平仮名交じりの日本語は最も字幕に合う言語ではなかろうか。

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(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.

「まぁ映画ですから」で済ませたくない(笑)のは、ドイツの将校が、馬を奪われて泣く少女に放つ言葉。いくらナチス前のドイツ兵でも、これは言わないだろう。そしてラスト前の「はい、ここは感動する場面ですよ〜」のヤマバだって、あり得ん!と、怒りたくなったが、ああ、これはファンタジーなのだと気づいて納得。まぁディズニー映画ですから。原作も児童文学らしいし。※原作は馬の一人称で語られているらしい。おもしろそう。

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(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.

私だけかもしれないが、どうしてスピルバーグの社会派映画って、「あざとさ」が鼻につくのだろうか。『カラーパープル(The Color Purple 1985)』といい『シンドラーのリスト(Schindler's List 1993)』といい。耳元で(笑)「さあ、どうだ、君はこういう問題をどう思う?」「ここで泣け」「感動しろよ」と言われてるような。

どこで泣こうが、感動しようが、こっちの勝手だろ!

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(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.


しかしエンターテインメントな映画を撮らせると超がつくほど痺れる映画を創るスピルバーグ。ただ私の中のスピルバーグ傑作ランキングは、いまだに『激突(Duel 1973)』や『ジョーズ(Jaws 1975)』が上位に来るのだなぁ(笑)。『激突』は傑作ですよ、観る機会があれば是非。

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(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.

『戦火の馬』は、よくも悪くもスピルバーグでディズニー。観て損はない。退屈しない。馬がめちゃくちゃ可愛くて格好いい。特にお子様とご一緒にどうぞ、な映画。でも私は子どもと一緒に観たとしたら、「世の中こげん甘くはなかとよ、よう憶えとき」と言っちゃうだろうなぁ。


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